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アフリカ地域の教育関係者が附属小学校で実践授業 【岡山大学ホームページより転載】

  本学で、アフリカ地域の初等理数科教育の質の向上を目的とした研修に参加している同地域の教育関係者12人が9月3日、本学教育学部附属小学校で算数と理科の実践授業を行いました。
  教育関係者らは、分数や燃焼、光合成を学ぶ6年生の授業を担当。アフリカの子どもが好きなゲームを紹介して導入部分から授業に引き込み、「授業のめあて」を自分で考えさせるなど“学習者中心”の授業を展開しました。
  通訳を介して英語で授業を受けた子どもたちは、「言葉はわからなくても授業はわかりやすかった」、「発表に明るく応えてくれ、やる気が出た」など、普段と違う授業に顔を輝かせました。
  教員が一方的に教える詰め込み型の授業が多いアフリカ地域から来た教育関係者らは、約2カ月間の研修で同小学校の授業を見学し、教員の発問や授業運用を研究、分析。本学教員の指導を受け、来日前に作成した指導案を改善し、実践授業に臨みました。
  子どもが活発に意見を述べる同小学校の授業に驚き、本研修で教育に対する自らの姿勢が変わったというアンゴラ共和国の小学校教員指導者、カーラさんは、「子どもの考えを引き出す方法や活動の取り入れ方など、学んだスキルをアンゴラの小学校教員に伝えるとともに自分でも研修成果を生かした授業を実践したい」と話しています。

【本件問い合わせ先】
教育学系庶務グループ
TEL:086-251-7584

導入からゲームで盛り上がる授業 熱心に授業するアフリカ地域の教育関係者
「授業のめあて」を真剣に考える子どもたち “学習者中心”を意識した授業づくり

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