会長挨拶

 現在、SARS-COV-2(COVID-19)の感染は、世界各国に広がっており、人命の損失と経済の悪化を含む世界的な危機を引き起こしています。先進国も例外ではなく、アジアやアフリカの低・中所得国と同様に、罹患率や死亡率の面で被害を受けました。このパンデミックにもかかわらず、日本は1年延期された2020年の東京オリンピックを今年8月に成功させました。同様に、岡山大学国際同窓会(OUIAA)の第10回総会も、2021年1月に延期され、テレビ会議システムを利用してバーチャルで行われました。現在パンデミックの問題がまだ全世界に残っているため、第11回総会もオンラインで行わなければなりません。

 このパンデミックが一日も早く終息することを願っていますが、COVID-19が私たちの生活のさまざまな側面に影響を与え続ける限り、新しい生活様式を考えていく必要があります。このパンデミックは、健康、教育、社会生活や経済について多くのことを教えてくれました。医療関係者である私にとって最も重要な教訓は、世界の国々の医療システムはより強固で、世界的な危機に対応できるものでなければならないということです。新興の感染症の問題を真剣に考慮し、今後の医療費は、公衆衛生活動、疾病調査、研究、診断法やワクチンの開発、深刻な病状に対応できる病院施設の改善などに大きく貢献すべきです。2030年までに貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人々が平和と繁栄を享受できるようにするための普遍的な行動の呼び掛けとして、2015年にすべての国連加盟国によって採択された持続可能な開発目標(SDGs)のうち、健康に焦点を当てたSDG3「良好な健康と福祉」については、十分に真剣に検討すべきです。

 COVID-19のパンデミックとの戦いは、一国で取り組むことはできません。 世界中の国々が協力し、手を取り合って戦う必要があるのです。世界の様々な地域に暮らし、活動している岡山大学国際同窓会メンバーは、それぞれの国で活躍するために岡山大学で学んだ才能ある人々のネットワークを構築することができます。このネットワークは、実行力があり、強く、柔軟に対応できるものでなければならず、人々が新しい世界でより良い生活を創造するための協力ができるよう、スムーズに機能していなければなりません。同窓会員と岡山大学は相互に結びつき、これからの時代の「ニューノーマル」を築くためのパートナーとして協力していかなければなりません。

 同窓会員の皆様が、これからの数日間、数週間、数ヶ月間、病気や恐怖、障害や困難から解放され、深い幸福感に満たされ、健康で目覚ましい成功を収められることを祈念しています。ワクチンを接種し、人混みや換気の悪い閉鎖空間を避ける、二重マスクを着用することを忘れないでください。強い思い、強靭な回復力、高い精神力、道徳的な知恵が、COVID-19の危機を乗り越え、ニューノーマルな生活を構築するための挑戦における成功の鍵となります。

“ニューノーマルに向けて、手を携えていきましょう。”

2021年9月30日
岡山大学国際同窓会長 Myo Khin

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