“岡山大学留学生同窓会中国南西地域支部”(以下“中国南西地域支部”)設立大会が2013年6月16日(日)、成都市南西石油大学ホテルの4階会議室で開催された。
当会には、岡山大学副国際センター長田口雅弘教授、岡山大学留学生同窓会会張紅教授、岡山大学留学生同窓会東京支部長李森氏などが参加され、同窓会会員としては李悦欽、王小滬、顧亜雄、張蘊、馬利建諸氏が参加した。また、山形大学留学生鄒長軍教授(博士、博士課程指導教官、世界石油学会会員、四川省化学化工学会防腐保温専門委員会常務理事、《Energy and Environment Research》《Journal of Applied Solution and Modeling》編集委員)が招待された。
当日の昼、創立大会が正式に開始され、張紅同窓会会長から海外同窓会の設立主旨および活動の展開情況が紹介された。また、李悦欽同窓会代表が準備委員会によって“中国南西地域支部”の設立準備を行った経緯について報告された。 東京支部会長李森によって兄弟支部である“中国南西地域支部”の創立に対して祝辞が述べられ、引き続き、岡山大学の副国際センター長田口雅弘氏からは岡山大学を代表して“中国南西地域支部”の創立に対して祝賀の意が表されると共に岡山大学の近年の発展状況と未来の発展戦略が紹介され、同窓会の交流プラットフォームを通じて、母校の知名度を高めるよう要望があった。
出席者による歓談の時間に入り、20年近く前に岡山大学を卒業され、帰国後は大学教員や科学研究部門並びに貿易会社などにそれぞれ従事された方々が、津島東、旭川河の研究施設で過ごされた、母校での思い出は一生忘れがたいと語っておられた。 参加した同窓生は“中国南西地域支部”は母校の協力と支持のもとで創立されたものであり、母校からの異国に住む多くの教え子に対する気遣いであり、また、同窓生への共同発展のためのプラットフォームの提供として捉えており、次から次へと母校からの協力と細やかな愛に感謝する旨の発言があった。
会議では、中国南西地域はここ数年来、中国経済の最も活発な地区で、成都や重慶は西部の政治、文化、経済のセンターとしてすでに代表しており、現在の成都と重慶のGDPはすでに中国の中心的都市の先端に並ぶレベルに達し、同時に、未来においては、中国のみならず世界経済の重要な成長拠点になり得ること、また、世界の有力企業500社の3分の2近くが中国の南西地区に進出し、日本からはトヨタ、スズキ、伊藤忠などの大型企業も中国南西地区に拠点を構える立地条件にあり、“中国南西地域支部”はこれらの企業の発展のためにも協力できる環境にあることなどが語られた。
また、“中国南西地域支部”の創立は、同窓生の共同発展のプラットフォームの創立として知らしめ、連絡と情報交換を強化し、個人の事業発展と同時に、母校の栄誉に寄与するためのものであるとの言及があった。
更に“中国南西地域支部”の組織役員として支部長に李悦欽氏を、副支部長に顧亜雄氏と張蘊氏を、幹事長に馬利建氏を、副幹事長に王小沪氏をそれぞれ選出した。また、“中国南西地域支部”は正式な組織としてすでに地方政府の許可を得て、“中国四川省成都市新都区新都大道8号南西石油大学”を所在地として、法人の手続きを行なっている最中であることも披露された。
最後に、“中国南西地域支部”の現在の会員は、各種連絡手段を通して、できるだけ早く当地域の該当者を探し連絡することを求め、更に、常設機構は速やかに支部規程と活動計画を改正整備するよう要求された。