2013年8月29日17:30に岡山大学華中支部同窓会の設立大会が洛陽钼都利豪国際飯店(Mudu Lee Loyal HOTEL)の二階国際の広間において盛大に開催された。
日本からは、岡山大学森田潔学長、同留学生同窓会会長張 紅教授(中国弁護士)、同農学部嶋一徹教授、同国際センター山形裕子総括、岡山日中友好協会松井三平事務局長、並びに当地からは、洛陽市対外人民友好協会劉典立会長、同人民政府秘書長、同人民友好協会副会長、前洛陽市人民政府外事室主任、現外事室主任、副主任、河南金城国際総裁、洛陽市文学芸術界連合会副主席、同美術家協会名誉主席、同美術協会副主席、河南科技大学、洛陽理工学院、洛陽師範学院各学指導者、河南科技大学付属病院、洛陽市第一人民病院、同労働者療養各院長来賓としてお迎えし、また、岡山市での医療技術研修生、岡山大学卒業生など岡山大学で学んだ仲間が参加した。
設立大会は岡山大学留学生同窓会華中支部の楊虹君支部長が開会の辞と同窓会の組織・機構を説明し、舞台に上がった役員(楊虹君支部長、韓建海副支部長、蒋鑫支部長、王輝副支部長)に関して、賓客・参加者からの承認の拍手を受けた。また、支部長は支部を代表して、母校に感謝の思いを表すと共に記念品を贈呈した。
洛陽市対外人民友好協会の劉典立会長が熱意あふれる祝辞の中で、洛陽、河南、華中地域と岡山並びに日本との友好的な交流を回顧し、また、岡山大学が当地のために優秀な人材を育成されたことへの感謝と岡山大学の益々の発展を祈願された。
岡山市日中友好協会の松井三平事務局長が高谷茂男岡山市長直筆の祝辞を代読された。また、会場では、岡山市日中友好協会の片山浩子会長による特別祝辞の様子がビデオで放映され、同窓会設立を祝う中国語・日本語の字幕が対になって、同時にスクロールし画面の効果を高め、参加者に感動を与えた。
引き続いて、森田校長自ら壇に上がられ、岡山大学の発展の概況を紹介されると共に参加者各位の母校に対する厚情の念に感謝し、また、同窓生の絆と協力関係を強化し、中国において岡山大学の知名度を高め、岡山大学の国際化への発展を促進したい旨の報告がなされた。賓客並びに同窓生は森田学長の演説に対して熱烈な拍手を持って応えた。 その後、留学生同窓会会長の張紅教授が当会にご臨席いただいた方々に御礼を申し上げ、同窓会設立の背景、現状並びに今後の目標について説明された。一方、同窓会の今後の活動に対して具体的な指導事項が示され、会員がこの同窓会を交流のプラットフォームとして、会員の拡大、最新の活動成果の報告並びに意義あるイベント活動などに有効に利用して欲しいとの要望がなされた。
同窓生会員を代表して、河南科学技術大学機電学院院長で、河南省の教育界で名高い工学博士の韓建海教授が、英、日、漢の三カ国語で、しかも即興で、ユーモアを交えながら懐かしい岡山時代の生活を披露し、また、母校の慈愛に満ちた指導に対する感謝の気持ちを表し、会場のすべての賓客から大きな拍手を博した。 やがて宴会が始まり、洛陽理工学院の王艶先生と洛陽師範学院の魏萌先生の率いる中国の伝統的な衣装に身を包んだ志願者からなるチームが舞台に上がり、《美しい心情》の独唱、琴による《洞庭の新曲》、《豊作のどら太鼓》、《台風に戦う》や琵琶曲の「LOVERS」が演奏された。また、岡山大学留学生同窓会会長の張紅教授が留学生のリクエストに応えて《荒城の月》を独唱され、会場の拍手が鳴り止まなかった。すばらしい演出が留学生や来賓に深い印象を与えた。
宴会後、全員が起立し両側に並び、はるばる日本から参加いただいたご来賓の皆様をお送りし、岡山大学留学生同窓会中国華中支部同窓会の設立大会は、おごそかな曲の流れる中で首尾よく終わった。
今回の同窓会支部は母校岡山大学留学生同窓会の絶大なる支持を得て、質朴ながら情熱を持ち、効率的な働きの下で組織化を行なった。設立前には他同窓会支部設立の経験を十分に吸収し、適時、張紅総会長の指導を仰ぎながら、会議を組織する過程においても、支部長が十分に力を発揮して、会員の民主的な参加が得られるようにし、また、広範な社会的影響力を駆使した。すなわち、政、学、経、医、文化界における現地の知名人を巻き込み、会場設定、音響伴奏、映像撮影、余興の演出から母校への贈物準備、送迎車手配、サービス員手配などに至るまですべて会員と志願者の大きな賛助を得ることができた。こうした会員皆様の協力のもとで、同窓会会場は秩序正しく、厳かにして熱烈な雰囲気で進められ、森田学長、張紅会長、山形総括及びすべての参加者から高い評価を得ることが出来た。